塩水港精糖株式会社 ENSUIKO SUGAR REFINING CO., LTD.



研究・開発活動 当社糖質研究所は、「糖」と「人」の健康との関わりをより深く探求し、研究開発を通じて当社企業価値の向上に努め、魅力ある会社づくりに貢献して参ります。

 私たちは糖と人の健康をテーマに分子カプセルとして働くサイクロデキストリン(環状オリゴ糖)、腸内のビフィズス菌を増やす乳糖果糖オリゴ糖および糖の吸収をおだやかにするサラシア属植物エキスを開発してまいりました。
 ここでは最近の研究開発で話題になったものを紹介いたします。その他、研究成果として対外的に発表したもの〔研究成果〕、サラシア属植物エキスの機能〔サラシア属植物〕を紹介していますのでご覧下さい。

がんミサイル療法の開発

当社が開発した糖で修飾されたパクリタキセル(糖修飾パクリタキセル)は、パクリタキセルよりも水溶性が高く、リポソームに封入しやすい特徴を持っています。糖修飾パクリタキセルをリポソームに封入し、さらに乳がん細胞を特異的に攻撃するトラスツズマブをリポソームの表面に結合すると、乳がん細胞を効率よくターゲッティングできる事が明らかになっています。

トラスツズマブを結合するリポソームによるがん細胞の標的

グルクロン酸の製造法の開発

現在のグルクロン酸の製造法は、製造過程で硫酸などの強酸を使用する合成法で製造されており、そのため安全性、回収率、廃棄物処理等に係る環境面で課題を抱えています。これらの課題を解消するために当社は強酸を使用せず、新規微生物を利用したバイオ技術によるグルクロン酸の製造法を確立しました。当社が開発した新規製造法による製造コストは、従来法と比べ大幅に低減されます。
グルクロン酸には、老廃物や有害物質を体外に排泄し、解毒を促進したり肝機能を改善する働きがあります。

老廃物や有害物質は、肝臓内でグルクロン酸と結合し、体外に排泄される。この作用を「グルクロン酸抱合」という。

グルカル酸の新規製造法の開発

グルカル酸は、リンゴやブロッコリーなど身近な果物、野菜に含まれている糖質で、海外では機能性食品、抗酸化剤、キレート剤として利用されています。また、グルカル酸は、ポリマーや界面活性剤などの工業用中間原料としての利用も期待されています。
現在、グルカル酸は、グルクロン酸と同様に強酸を用いた合成法で製造されていますが、当社では地方独立行政法人大阪市立工業研究所との共同研究によって、微生物の働きを応用した新規のグルカル酸製造法を開発しました。新製法は、グルコースやグルコン酸を効率良くグルカル酸に変換することから従来法と比べ製造コストを大幅に低減することが期待でき、さらに環境負荷物質を発生させない地球環境に優しい製法です。

老廃物や有害物質は、肝臓内でグルクロン酸と結合し、体外に排泄される。この作用を「グルクロン酸抱合」という。


研究・開発活動

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