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サステナビリティの取り組み|お砂糖のはなし

お砂糖のはなし

そもそも日本人って
お砂糖をどれくらい食べるの?
右のグラフは日本人の砂糖消費量の推移です。
今から50年くらい前、1970年頃は一人当たり1年で約28kg食していたのに対し、今は15kg程度です。
半分程度まで減っています。
お砂糖のはなし

出展)農林水産省「砂糖及び異性化糖の需給総括表」
総務省統計局「人口推計」
厚生労働省「国民健康・栄養調査/糖尿病実態調査」

なんでお砂糖を食べなくなってしまったの?
お砂糖以外の低カロリー甘味料の台頭
健康志向の高まりから、お砂糖から低カロリー甘味料へのシフトが進んでいます。しかしながら、右のグラフのとおり肥満人口の割合は増えてしまっています。
肥満の大きな原因は、食の欧米化と運動不足であり、砂糖だけが原因ではありません!
お砂糖より安い甘味料に代替
お砂糖は「さとうきび」や「てん菜」からつくられますが、日本でも北海道や沖縄などで育てられています。その豊かな自然の中から作られるお砂糖ですが、実は国内自給率への寄与度においては米に次いでなんと2位に位置づけられています。(カロリーベース)
この貴重なお砂糖を、そして国内農家を保護する為に、我々精糖メーカーは長年、国内で賄いきれない分を補う為に輸入する海外原料糖に「調整金」を国へ支払い、国を通じて国内農家の保護財源を拠出してきました。その額は38年間で約2兆円までにのぼります。
しかし、この調整金制度の問題により、同じ甘味料である「異性化糖」や「加糖調製品」、「高甘味度甘味料」が砂糖よりも安く手に入れることができる仕組みとなってしまっております。これも結果的に「砂糖離れ」を生んでいる大きな原因のひとつになっています!
当社は国内自給率の維持の観点からも「砂糖離れ」を食い止める為、
その啓蒙活動に業界一体となって注力してまいります。