インドやスリランカなどの亜熱帯地域に自生する、つる性の植物です。
サラシア属植物には、
●サラシア レティキュラータ(Salacia reticulata)
(スリランカでは「コタラヒムブツ」と呼ばれています。)
●サラシア オブロンガ(Salacia oblonga)
●サラシア キネンシス(Salacia chinensis)
などの種類があります。
現地では古くからの歴史を持つ貴重な植物として、
健康維持のために利用されています。
「国民健康・栄養調査」(厚生労働省/2019年)によると、糖尿病が強く疑われる人(有病者)の割合は、全人口のうち男性19.7 %、女性10.8%です。また、肥満者(BMI≧25 kg/m2)の割合は、全人口のうち男性33.0 %、女性22.3 %といずれも多い状態です。
一方で、「健康意識に関する調査結果」 (厚生労働省/2014年8月1日)によると、「あなたの健康にとって、最もリスクとなることはどれだとお考えですか?」という質問に対して、41.9%が「生活習慣病を引き起こす生活習慣」と回答しています。
生活習慣とは、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒などを示しますが、「健康に気を付けていることは、具体的に何ですか。(いくつでも)」という質問に対し、69.2%が「食事・栄養に気を配っている」と回答しています。
このように、健康志向が高まり食生活に気を配る人が増える中、血糖値の上昇や脂肪の蓄積を抑制するエビデンスを有する「サラシア属植物」に注目が集まっています。
サラシア属植物自然木
サラシア属植物の断面
サラシア属植物はさまざまな生理機能を有することが報告されています。その一部をご紹介します。